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アフロ ビーツ AFRO BEATS


アフロビーツ

アフロビートを細かくジャンル分けすると、例えば、ガーナで生まれた”AZONTO”、ナイジェリアで生まれた"SHOKI (LilKesh)、SEKEM” (MacGalaxy)、"ALKAYDA" (Guru)、トーゴの"Gweta "(Toofan)など、国によってそのジャンルの名称が違うのだが、その多くはダンスのスタイルによって呼び名がそのまま音楽の名前となる。 もちろん、デジタルビートと言っても、生の太鼓や伝統楽器も使ったり、ダンスもそれぞれ、伝統のダンスをベースに天性のリズム感と身体能力と磨き抜かれたセンスで踊るのはさすがアフリカン ニュージェネレーションらしい。 その他の代表的な音楽はコートジボワールの"COUPE-DECALE"( DJ Arafat)、アンゴラの"KUDURO"(Puto Portuguese)、コンゴの"NDONBOLO"(Fally ipupa) 南アフリカの"PANTSULA" ”GGOM”(Babes) などその他にも沢山あり、どんどん新しいスタイルも生まれ、また少しずつ、メインストリームのディストリビューションを通して、世界中に広まるつつある。


そんな音楽を作っている彼らは、世界共通のインターネット世代であり、ヒップホップやラップ、レゲエにダンスホール、レゲトン、ハウスなどを聴いて育った新世代だ。これらの音楽は、アフリカ音楽と言えば民族音楽と言うのでもなく、欧米のモダンさとアフリカ音楽のエキゾチシズムをミックスさせちょっと新鮮にみたいなワールドミュージックとかでもない。そこにはいわゆる外人目線のアフリカっぽさあまりない。つまり、アフリカのアーティストたちは次世代の感覚で、新しいものをつくっているのだ。

また、楽器もないし買う金もない パソコンやスマホで作れるデジタルでトラックを作る方が早くて手軽と言うこともある。若者達はネットを通して、世界中の音楽を聞くことができるので、それらをプラットフォームとして利用しながら、自分達の音、声など、オリジナルなもの作り自己表現をしている。欧米の音楽は出尽くした感があったりで、こういう時に、行き詰まっている近代社会はのあり方を超えた先のアイデアやインスピレーションは近代化が中途半端で遅れているこういう地域からから生まれてくるのかもしれない。

アフリカに現代人が失ってしまった素朴さや純粋さを求めるような退行的ヒューマニズムや同情はすでに終わっている。こうして、アフリカの新世代は独自の音楽と欧米の影響をミックスして新しいアフリカンミュージックを生み出そうとしているのだ。

★KUDURO (ANGOLA)


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