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ことの始まり コンゴへの旅のイントロ

Jupiter&Okwess


 コンゴに、キンシャサにもう一度行こうと決めたきっかけがこれだ。

そう、ことの始まりはこうだ。毎年、夏に行われるワールドミュージックのフェスティバル、2014年の富山のスキヤキ祭でコンゴ民主共和国のキンシャサから”jupiter&okuwess international”と言うバンドが来日することになった。DVD "Jupiter's dance"を、見て以来、彼らの大ファンになっ私は大喜び。ドラマーはMontanaだ。2011年に来日した"Benda Bilili"で、私は一緒に彼らとステージで共演した。その時のドラマーがMontanaだったので、今回、彼らが来日する前にメールで連絡取り合った。

コンサート当日、私は富山に向かった。 駅を降りて歩いているとドラムの音が響いてきた。近ずくにつけ、次第に音楽が聞こえくる。ジュピター達だ。その音が 道案内となり、私の心は踊り、吸い寄せられるように向かう。あー一体 何度、同じようなシチュエーションでこんな気分になっただろうか。 ニューヨークのだだっ広いブルックリンの公園でナイジェリアのドラマー”Olatunji"の夜のコンサートの時もフランス郊外のフェスティバル会場の時も道に迷っていると、いつも太鼓の音が道案内人となり私を連れて行ってくれた。いや、人生そのものが導かれていると言う気がする。いや 確信する。この時もそのまま音につられ行くとステージ前に着いた。 そして驚くことになんの鍵もチェックも無く簡単に中に入れた。ちょうど サウンド チェックが終わったとこだった。ステージからMontanaが私を見つけ、ケイコ、久しぶりーとやって来て、みんなを紹介してくれた。 2014年 8月 "Jupiter&okwess international "が、スキヤキ ・ミーツ ・ザ ワールドに、初来日した時だった。

 8月23日、富山の気持ち良い風が吹き抜ける中、野外コンサートは始まった。いきなりアップテンポな曲から始まり、そのままグイグイ飛ばす。それにつられ、子供から年寄りまで、みんな踊る。踊る。一見 ロックっぽく、ファンクっぽく、アフロビートっぽく、、しかし その中にはぎっしりコンゴのフォークロールが散りばめられていた。ギターの独特のメロディーのリフレインは少し呪術的で私たちをどこか異次元に連れて行ってくれるような、、、、? あーアフリカだ。コンゴだ。密林だ!

 この夜はステージと観客達とが 一体になるくらい大きなグルーブ感に包まれた。 そして、私の心に久しぶりに大きな火がついた。キンシャサに行きたいと心の底から思った。この感覚は久しぶりだ。コンゴの神様に呼ばれている。だから必ず行く。と、、。勝手に思う私であった。こうして 私の旅がまた始まるのだった。何年振りだろう?こんなに大きな火がついたのは、、、。

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